
将棋に興味を持ったばかりという人にとっては、どうすれば効率よくそれらのニュースを見られるのかが悩みどころです。一番効率がいいのはやはりインターネットですが、それにもいくつかの方法がありますので、ひとつひとつ見ていきましょう。
プロ将棋の総本山、日本将棋連盟のウェブサイトには毎日多くのニュースが掲載されます。まずはこちらをチェックするのがよいでしょう。
タイトル戦をはじめとする棋戦の進行状況、棋士のメディア出演情報、各種イベントなど、基本的な情報はこちらで知ることができます。藤井聡太さんに関しては世間の注目度が高いこともあり、かなり細かい情報まで掲載されます。
棋戦の多くは、新聞社がスポンサーとなっています。これらのサイトとTwitterをチェックすれば、各棋戦の情報がより詳しくわかります。
読売新聞は序列第1位のタイトル戦・竜王戦を主催しています。竜王戦の動向を知るには、こちらが最適でしょう。
朝日新聞はもっとも格式あるタイトル戦・名人戦を、毎日新聞と共同で主催しています。また将棋専門のTwitterアカウントがありますので、Twitterをしているならフォローをおすすめします。
毎日新聞は名人戦の他、グループ企業であるスポーツニッポン新聞社とともに、王将戦を主催しています。こちらにも将棋専門のTwitterアカウントがあります。
産経新聞は棋聖戦を主催しています。ウェブサイトには棋聖戦以外の棋戦情報のほか、インタビューやコラムなども掲載されています。
近年はインターネット企業が将棋に関わることが増えています。新聞社とは違う、どこかゆるい雰囲気があるのが特徴です。
ニコニコ動画で知られるドワンゴは、ここ数年プロ対コンピューターの電王戦を主催し、現在はそれに代わる新たなタイトル戦・叡王戦の主催をしています。他のタイトル戦も多く生中継しており、主にTwitterでその情報をチェックすることができます。棋士の注文する「将棋めし」も写真付きで紹介されます。
ネット中継は長らくドワンゴの独壇場でしたが、最近になってAbemaTVが参入しました。独自の将棋記事を掲載するなど、力の入れ具合が窺えます。
棋士が自ら情報発信することも増えています。中でも関東の関西の若手棋士チーム「東竜門」「西遊棋」は、Twitterでファン向けのイベントを積極的に企画し、告知しています。これらは将棋連盟や各メディアでは取り上げられないことも多いので、イベントに参加したいならフォローが欠かせません。
個人のTwitterアカウントはたくさんあるのでここでは紹介しきれませんが、勝負の世界から離れた棋士たちのプライベートを垣間見ることができます。
将棋ニュースはスポンサーのメディアから発信されることが多いのですが、それ以外から小規模なニュースが発信されることがあります。たとえば「○○という雑誌にこの棋士が出ていた」などです。
そういった細かいニュースを見つけて知らせてくれるのは、まず将棋ライターや観戦記者と呼ばれる、将棋を仕事にしている人たちです。こうした人たちからは、公式では聞けないような裏話が語られることもあります。そして全国にいる将棋ファンの力も見逃せません。彼らは毎日のように将棋ニュースをチェックし、同じ将棋ファンに知ってもらおうと積極的に情報共有しています。
そのツールはやはりTwitterがメインです。Twitterひとつあれば、ほぼすべての将棋ニュースを網羅できますので、ぜひ活用していきましょう。