おすすめオンライン将棋トップ3(PC&ノートPC)
将棋弐(ハンゲーム)の特徴
初心者ガイド、待った機能、検討画面、豊富な種類の手合割など、将棋を始めたばかりの人に役立つ機能が多いです。スタートするまでが少しばかり面倒ですが、動作は比較的快適。ユーザーのアバターのおかげで見た目も可愛らしく、もっとも初心者向けの将棋サイトのひとつと言えそうです。駒落ち設定や秒読み音といった設定が変更可能です。チャットも楽しめるオンライン将棋です。レーティングによって変わる称号も豊富です。「将棋弐」は通常の対局機能に加えて、対局と連動して将棋の手筋を研究する機能が搭載されています。また、ハンデ機能もあるので初心者でもオンライン将棋を楽しめます。
端末 | PC |
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評価 | ![]() |
備考 | 将棋初心者向け |
Yahoo 将棋の特徴
Yahooの[無料]将棋はダウンロード不要で、オンライン対戦が可能です。ロビーは「交流」と「中級」と「上級」の3つから選べます。登録もすぐ終わるので、すぐに将棋対戦が楽しめます。最大手のプラットフォームが運営しているだけに、ユーザー数はかなり多いです。ユーザー全体の平均的な棋力もちょうどいい感じで、またデザインやインターフェイスが良質なこともあり、初心者の人にもおすすめできます。パソコンからでもスマホからでもオンライン対戦が楽しめます。レートティグの他に全国順位がわかるのも面白いですよ。
端末 | PC・スマホ |
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評価 | ![]() |
備考 | ダウンロード不要 |
将棋倶楽部24の特徴
長い歴史とユーザー数を誇るサイトなので、使いやすさと安定感は抜群です。全体的なレベルが高めで将棋を始めたばかりという人には厳しいですが、ある程度棋力に自信が付いたら、ここ以上の対局サイトはないと言ってもいいでしょう。レーティングシステムは10級以上は日本将棋連盟のアマチュア段級と同じで、八段まであります。下は15級まであり、最下位に「初心者」が設けられています。2013年から、将棋倶楽部24で5級以上になっている会員は、日本将棋連盟のアマチュア段級位として免状・認定状を取得する資格を持つようになりました。六段まで認定可能となってます。
端末 | PC・スマホ |
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評価 | ![]() |
備考 | 初心者には不向き |
無料で遊べる将棋ゲームをご紹介
将棋の基本的なルール
将棋の盤面とマス目の表し方
将棋は9×9、81マスの盤の上でプレイします。駒は自分が20枚、相手が20枚、全部で40枚を使用します。初期配置は1種類だけです。
マス目は算用数字と漢数字の組み合わせで表します。図は先手から見たもので、たとえば先手の王様は「5九」、後手の王様は「5一」が初期配置となります。
駒の種類と動きを覚えよう
将棋には8種類の駒があり、その動きを覚えるのがプレイの第一歩となります。
■王将(王・玉)
全方向に一マス動くことができます。もっとも大切な駒で、これを取られたら負けになります。自分と相手を区別するために王将・玉将の2種類があります。
■歩兵(歩)
前に一マス動くことができます。
■香車(香)
前に何マスでも動くことができます。
■桂馬(桂)
前に二マス&横に一マスの地点に動くことができます。他の駒を飛び越えられるという特徴があります。
■銀将(銀)
前、斜めに一マス動くことができます。
■金将(金)
前、斜め前、横、後ろに一マス動くことができます。
■角行(角)
斜めに何マスでも動くことができます。
■飛車(飛)
縦と横に何マスでも動くことができます。
王将(玉将)と金将を除き、相手陣――自分から見て奥側の三段以内に駒を進めると、駒を裏返して「成る」ことができます。駒を成ると、より多くのマス目に動けるようになります。そのため、成り駒を多く作れば有利になれるのです。
ただし、相手陣に駒を進めたら必ず成らないといけないわけではありません。場合によっては、成らないほうがよいこともあります。
また、成っていない駒を相手陣から出すように動かした場合にも成ることができます。
■と(と金)
歩兵が成った駒です。金将と同じ動きになります。
■成香
香車が成った駒です。金将と同じ動きになります。
■成桂
桂馬が成った駒です。金将と同じ動きになります。
■成銀
銀将が成った駒です。金将と同じ動きになります。
■龍馬(馬)
角行が成った駒です。それまでの動きに加えて、縦と横に一マス動けるようになります。
■龍王(龍)
飛車が成った駒です。それまでの動きに加えて、斜めに一マス動けるようになります。
将棋の最大の特徴が、持ち駒ルールです。相手の駒を取ったら自分の駒にして、好きなタイミングで盤に投入することができます。これを「持ち駒を打つ」といいます。
成り駒を取った場合は、元の成っていない状態で自分の手駒になります。と金は金将と同じ動きでとても強力ですが、取られると一番弱い歩兵に戻るわけです。
将棋は誰でも楽しめるゲームです
天才中学生棋士・藤井聡太さんの活躍などもあって、将棋が大きなブームになっています。「自分も将棋を始めてみたい!」「子供にやらせてみたい!」と考える人は多いかと思います。将棋は目的がはっきりしています。相手の王様を取る(正確には詰ます=行き場所をなくす)ことだけを考えればよく、とてもシンプルです。そしてもっとも大事なことは、子供でも大人でも、男性でも女性でも平等にプレイできるゲームということです。そんな将棋を楽しむために、まずは基本から知ってみましょう。
将棋の魅力とは?
子供でも大人でも、男性でも女性でも平等にプレイできると書きました。これはつまり「誰とでも楽しめる」ということでもあります。どんなに歳が離れた相手とも遊べて、コミュニケーションを取れるのです。
時と場所を選ばないのも魅力的です。盤と駒さえあれば、家の中でも外でも遊べます。雨が降れば外でスポーツをするのは難しいですが、将棋なら建物の中でのんびりしながらプレイできます。そして無限とも思える手の可能性があります。まさに千変万化、同じ展開になることがまずないため、いつでも新鮮な気持ちで遊べます。
将棋をはじめるには?
一番手っ取り早いのは、デパート等で将棋セットを購入することです。予算は数千円もあれば十分です。普通の将棋だけでなく、子供に人気のアニメキャラクターを使った将棋セットなどもあるので、お好みで決めてみてください。
実物の将棋にこだわらないなら、パソコン、スマートフォン、タブレットでプレイできる無料の将棋サイトやアプリがあります。当サイトではおすすめの将棋ゲームを掲載してるので、参考にしてくださいね。
将棋ランキング
毎年4月に発表される将棋大賞
プロの将棋界には、さまざまなランキングがあります。その中でも特に重要なのが、最多対局賞、最多勝利賞、勝率1位賞、連勝賞の4つの記録です。これは毎年4月に将棋大賞の一部として発表され、2017年度は史上最年少棋士の藤井聡太さんが4つすべて独占したことで話題となりました。
ちなみに永世七冠・国民栄誉賞受賞の羽生善治さんは、過去に4回も4部門独占しています。
歴代ベスト記録・ランキングはこちら
【最多対局賞】
もっとも多く対局した棋士に与えられます。歴代ベスト記録は、羽生善治さんの89局です(2000年度)。プロの将棋は負ければ終わりのトーナメントが多いので、各棋戦で勝ち続けるのが受賞の条件ですが、羽生さんは4日に一度のペースで対局したことになります。
【最多勝利賞】
もっとも勝ち星を挙げた棋士に与えられます。こちらも歴代ベスト記録は羽生善治さんで、68勝です(2000年度)。プロ棋士は年間30勝したら一流と言われていますが、その2倍以上というのはまさに驚異です。
【勝率1位賞】
もっとも高い勝率の棋士に与えられます。歴代ベスト記録は十六世名人の中原誠さんで、0.8545です(1967年度)。内訳は47 勝8敗で、50年間も破られていない記録です。
【連勝賞】
もっとも連勝した棋士に与えられます。歴代ベスト記録は、社会現象にもなった藤井聡太さんの29連勝です(2017年度)。それまでの記録は神谷広志さんの28連勝で、更新は不可能と考えられていましたが、藤井さんはそれを30年ぶりに塗り替えたのです。
賞金・対局料ランキング
プロ棋士はどれほど稼いでいるのか? これは将棋ファンにとって大きな関心事のひとつです。将棋連盟は例年、プロ棋士の獲得賞金・対局料ランキングを発表しています。こちらは年度ではなく、1月1日から12月31日までの計算です。
2017年獲得賞金・対局料ベスト10はこちら
2017年の1位は、永世竜王の資格を持つ渡辺明さんの7,534万円です。以下2位に名人の佐藤天彦さん(7,255万円)、3位に羽生善治さん(5,070万円)と続きます。過去10年でもっとも稼いだのは羽生さんです。8回もランキングトップに立っており、1億円を超えることも珍しくありませんでした。デビュー時から数えると、20億円以上の賞金と対局料を得たと言われています。
ちなみにプロ棋士の収入源は、対局の他にも本の執筆やイベント出演、アマチュア向けの指導対局などいろいろありますので、これが年間収入というわけではありません。
獲得タイトル数ランキング
棋士であれば誰もが目指すタイトル、一度でも獲得すれば一流の仲間入りですが、複数獲得すればまさに超一流です。歴代1位は羽生善治さんで、99期です。1989年に初のタイトルを獲得し、1991年以降は常に一冠以上を保持しています。そして1996年には七冠独占という偉業を成し遂げました。前人未踏の100期目も、目前と言われています。
2位は昭和の大名人・大山康晴さんで、80期です。このうち名人位に関しては18期という記録を持っており、羽生さんを大きく上回る1位です。以下、3位に中原誠さんの64期、4位は十七世名人の資格保持者である谷川浩司さんの27期、5位に渡辺明さんの20期と続いています。
年長棋士ランキング
将棋は競技生命がスポーツに比べると長く、60代、70代になっても続けることができます。とはいえ、あまり負け続けると早い段階で引退に追い込まれてしまいますので、長く現役でいることも一流の証と言えます。
歴代1位の最年長棋士は、現在は引退しバラエティ番組等で人気を博す加藤一二三さんです。1958年に当時史上最年少の14歳7ヶ月でデビューし、2017年に77歳5ヶ月で引退しました。現役生活は62年10ヶ月にも及び、今後更新されることはちょっと想像できない長さです。
以下、2位に丸田祐三さんの77歳0ヶ月、3位に坂口允彦さんの76歳3ヶ月と続きます。羽生善治さんでさえ、あと30年も現役を続けなければ、これらの記録を抜くことはできないのです。
将棋のランキングは細かいものも含めると、他にもさまざまあります。こうしたところからプロ棋士のすごさを実感してみるのも、ファンの楽しみ方のひとつでしょう。