
『将棋倶楽部24』はプロ棋士の団体である日本将棋連盟が運営する、国内最大のインターネット将棋サイトです。サービス開始から20年の歴史を持ち、将棋好きならば知らない人はいないほどのサイトです。ブラウザ版とアプリケーション版がありますが、後者の利用が推奨されています。
対局は主にレーティング対局室で行います。対局待ち状態にしたら、自分から対局を申し込むか、誰かから申し込みがあるのを待ちましょう。対局条件は「15分(持ち時間15分、秒読み60秒)」、早指(持ち時間1分、秒読み30秒)」、早指2(秒読み30秒、猶予持ち時間1分)、「長考(持ち時間30分、秒読み60秒)」の4つがあります。
対局画面にはチャット機能が付いています。仮にトラブルが発生した場合など、中断する前に一声かけるなどで使えます。また対局前には挨拶が自動的に挿入されます。
基本的にどんな相手とも対局できますが、レーティングが離れすぎている人からの申し込みはちょっと……という場合もあるでしょう。そこで100、200などレーティング差を指定し、その範囲外の相手からの挑戦は自動的に拒否できるように設定できます。
自由対局室もあり、レーティングの上下を気にせず対局できます。友達と気軽な練習対局をしたり、実力差のある人同士でも駒落ち対局で楽しめます。
すぐに対局できる
国内最大の対局サイトだけに、相手を見つけるのに苦労することはありません。よほどの真夜中でもないかぎり、いつアクセスしても対局できるでしょう。プロレベルのアマ強豪もゴロゴロいるので、観戦だけでも楽しめます。
イベントが多く楽しめる
「24名人戦」「モバイル王位戦」といったイベントが定期的に用意されています。リーグ戦の優勝を目指して戦うことで、モチベーションも高まります。優勝すれば特別な称号を与えられるのも嬉しいポイントです。
ブラックリスト
稀にチャットで暴言を吐いたり、不利になるとわざと通信を切ったりする人もいますが、そういった相手はブラックリストに追加することで以後シャットアウトすることができます。
初心者向きではない
将棋初心者には優しくありません。町道場との棋力のギャップが相当にあり、町道場では5級でも将棋倶楽部24では10級ほどと言われます。ひととおり基本がわかった程度では、ここで勝つのはかなり難しいでしょう。
不愉快なチャットをオフにできない
チャット機能はオフにできないので、不愉快な発言をぶつけられるトラブル等は、完全には排除できません。
対局条件が少ない
対局条件が4つしかないのは物足りません。せめて「持ち時間10分」は欲しいところです。
長い歴史とユーザー数を誇るサイトなので、使いやすさと安定感は抜群です。全体的なレベルが高めで将棋を始めたばかりという人には厳しいですが、ある程度棋力に自信が付いたら、ここ以上の対局サイトはないと言ってもいいでしょう。