
「子供の将棋の相手をしてあげたいけど、自分は下手だし時間もない……」
お子さんが将棋に興味を持った家庭では、こんな悩みもあると思います。
将棋は基本的に2人で遊ぶものですが、それは実際に盤駒を使う場合。
コンピューター将棋なら子どもひとりでもプレイできます。
こちらではパソコンのブラウザや、スマホ&タブレットで学べる将棋アプリをまとめました。
こまおは初心者向けの将棋ゲームとして有名です。ネコちゃんが相手するのでお子さんのテンションも上がるでしょう。
平手から2枚~10枚落ちを選択できるので、練習するのにもってこいです。無料で何度でもプレイできるのでおすすめです。
ブラウザによっては動作が遅いようです。ChromeやFirefoxを推奨。
PC将棋ゲーム界で最弱のネコちゃんですのでこちらから始めるといいでしょう。
つぼ将棋はオンライン対戦もできる、初心者向けのブラウザ将棋ゲームです。
駒の動かし方、「成り」のルール、玉の詰まし方など、まったくの初心者や子どもも覚えやすいコンテンツも豊富。
CPUレベルはアマチュア8級の実力。初心者向けとして有名な「ハム将棋」よりもさらに弱く、お子さんの練習用にぴったりです。
「ぴよ将棋w」は指す度に「ぴよぴよ」鳴くかわいいひよこ達との対局できる将棋ゲームで、将棋アプリ「ぴよ将棋」のWEB版となります。
レベルは30段階(初心者~アマ三段)あり、やりごたえもたっぷり。子どもや入門者は駒の進行方向が表示されている「入門駒」でのプレイがおすすめ。
こちらも完全無料となっているので、お子さんの将棋上達に役立つゲームとなってます。
将棋アプリの中でも、もっともプレイヤーが多く人気の高いアプリです。初級者、中級者、上級者、ほとんどプロ並の強豪。オンライン上にさまざまなプレイヤーが集まっており、対局開始ボタンをタッチすれば自動的に対局が組まれます。
特定の戦法や囲いを用いると特殊なエフェクトが表示されるのがウリで、それらはどんどん記録されていきます。まるでRPGのアイテム集めのようで、いっそう対局したくなる仕組みになっているのです。
最大の特徴が「棋神」です。ピンチになったら高機能のAIに代わりに指してもらえるというもので、一気の逆転も狙えます。どのように指せばいいのかという勉強にもなります。
対人戦は基礎をひととおり身につけてからが望ましいですが、ものすごく弱いコンピューター将棋とも練習できるので、まったくの初心者が遊べないということはありません。
対局条件は「10分切れ負け」「3分切れ負け」「10秒将棋」の3種類があります。設定された時間が過ぎるとどんなに優勢でも負けになってしまうので、とっさの判断力が試されます。
オンライン対局は1日3局まで無料です。それ以上は月額課金することで、無制限に対局できるようになります。
どうぶつしょうぎとは将棋を簡略化しつつ、可愛らしさを前面に押し出したボードゲームです。いきなり本将棋は難しいかも、という場合に最適なアプリです。
盤面は縦4マス×横3マスの12マス。駒は全方向に動ける「ライオン」、斜めに動ける「ぞう」、縦と横に動ける「きりん」、前にだけ動ける「ひよこ」の4種類です。ひよこは一番奥まで進むと「ニワトリ」になって、本将棋の金将と同じ動きができます。
逃げ場所がなくなった段階で決着がつくのではなく、ライオンを「キャッチ」することで決着がつきます。捕まえるという動作は、子供にはわかりやすいでしょう。また、ライオンを一番奥に進めて「トライ」しても勝ちになります。
本将棋と同じく持ち駒が使える一方、反則はなかったり、シンプルながら意外に奥が深く、大人でも充分に遊べるものです。将棋ウォーズ同様に全国のプレイヤーとオンライン対局が可能で、1日6局まで無料です。子供にとってはちょうどいい回数でしょう。
可愛いひよこをキャラクターに使っていますが、搭載されているAIは30段階の棋力が用意されており、一番強いものでアマチュア四、五段はあります。初心者が有段者になるまで、ずっとプレイできるでしょう。
どう指すか迷ったときにはヒント機能で有力な手を教えてくれます。いざというときには「待った」もできますが、あまり多用するのは上達の妨げになりそうです。
そして対局が終わったら棋譜解析ができます。一局の形勢がグラフで表示され、どの手が悪かったのかがひと目でわかるのです。棋譜の保存もできたり、非常に多機能です。
その名のとおり、盤面が9マスだけの将棋です。初期配置は一定ではなく、盤面と駒台にランダムに駒が配置されます。
何しろ盤が小さいので、駒の動きがまだよく覚えられないという段階でも、すぐに相手玉を詰ますことができるでしょう。
もっとも初心者向けの将棋アプリと言えそうです。